負けるが勝ち!調停室の環境
化学物質過敏症(CS)にとっては、唯一の移動手段というか我が足そのもの。
苦しい空気から逃げる、吸える空気を探すアイテム。
寝るところであり、休めるシェルターでした。
車ロスの痛手に加え、まあ・・・いろいろありました。
◇ ◇ ◇
あの衝撃の日から9ヵ月余り。
調停という形で話し合いを重ね、和解というにはちょっと複雑な思いもありますが、区切りをつけました。
(内容に関しては守秘義務があり、公表できません)
私は闘うことを好みませんし、お金も体力も無く、これ以上心労を重ねて体調を崩したくありません。
心底納得できる結果を得られなかったのは負けかもしれませんけど、黙って泣き寝入りではなく、自分の意見を伝えることができて良かったです。
法律上の壁は仕方のない事で、総合的に考えたら区切りを付けた方が私には得策と思った次第です。
◇ ◇ ◇
裁判所(簡易裁判所)という所は、CS患者にはとても厳しい環境でした。
事前に交渉し、CS支援センターのリーフレットや診断書のコピーも提出して、空気清浄機の持ち込みと防毒マスクの着用許可をもらいました。
調停開始前に窓を開けて、換気もお願いできました。
窓口は、短時間なら活性炭マスクでなんとかという感じですが、調停室は・・・臭いは特に感じないけれど息苦しくて、前回は活性炭マスクに活性炭シートを重ねていたけれど、頭痛や顔の火照りなどっで頭もボケたので、今回は最初から防毒マスクを使用しました。
黙って座っているなら耐えられても、自分の主張を話す必要があり、防毒マスクでも喉がヒリヒリになりました。
それでも、裁判所の何人かの方に、CSを知ってもらえたのは良かったと思います。
しかし、仲間の裁判で傍聴に訪れた法廷は、更に厳しい環境なので、機会があれば空気環境改善を訴えたいと思います。