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化学物質過敏症・風のたより2

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子どもと学校の関係に思うこと

学校に行かない子をもつ親の会から会報が届きました。

今月で発足して29年になるそうです。
その間、ずっと毎月の例会と会報は欠かすことなく続けられ・・・ただ、ただ、深く感謝するばかりです。

私の子どもは、30代後半なので・・・学校との関りは無いけれど、2人共それぞれに命がけで学校というものと戦ってきた経緯があり、私は親の会に支えてもらいながら生きてきました。

私が入会したのは25年前のこと。
ずいぶん古株になったけど、化学物質過敏症(CS)を発症してからは、ほとんど例会にも行けず、今年は自宅に戻ったと言うのに、なかなか行けてなくて残念です。
もう、そろそろ顔を出そうと思います。

◇ ◇ ◇

子どもと学校との関係は、我が子が登校を拒否した頃と変わることなく、25年前も今も命を断つ子は減らなくて。

表面上は、そんなにまでして学校に行かなくて良いよ!と言いながら、世の中全体は大きな大きな圧力で、小さな子どもを学校という鉄柵に追い込み、がんじがらめに潰している。

私だけでも、子どもを追い詰めない側に立ちたいと、強く思うものの・・・私も学校教育の下で育ってしまった身なので、学校の概念を棄てきることが出来なくて。

親の会の仲間達と、世間と同調しないよう、自分の気持ちの軌道修正をしながら生きてきたように思います。

◇ ◇ ◇

私や親達は、親の会があり、今はネット社会で、いろんな考えの人達と繋り支え合うことが出来るけど。

子ども達は、誰にも頼らずたった一人で、親や家族までも敵に回して命がけで戦っている。

もう、ひたすらスゴイ!と思います。

我が子が小学生の頃、当時の全国ネットの合宿に参加。
大広間で食事をした時に、大勢の大人や子ども達を見て「お母さん、ここに居る人はぜーんぶ学校に行ってないが!?」と、それはそれは~ものすごいショックを受け興奮して話しかけてきた様子を、今も思い出します。

私が、他にもいっぱい学校に行ってない子が居ることも、高知にも居ることも、同じ小学校にも・・・と伝えていたけれど、実際に目で見るまでは実感出来なかったのだと思います。

ずっと一人で頑張ってきたんだね!
私も苦しかったけれど、私なんかと比べものにならない位、幼い子が頑張ってきたんだ!と思った瞬間でした。

◇ ◇ ◇

私が、化学物質過敏症(CS)を発症した12年前も、患者会にも子どもの患者さんの相談はあったけれど、大多数は中年の大人でした。

それが、今は若い人達が増えてきて、子どもの患者さんも~どんどん増えてます。

そして、学校に行けないCSの子どもが、実際に増えてます。

学校に行くと苦しく症状が悪化するけれど、親は具合いが悪かったら休めば良いとか、教職員の対応が良ければ!と思うだろうけど、空気環境が整っても~それで済むような学校ではありません。

また、体調に良くないからと、無理矢理休ませるものでもありません。

子どもの体調の個人差に、性格の違いもあり、とても複雑なのに、親はより良い我が子に合ったマニュアルを求め、学校はマニュアルに頼って子どもを見ない事態に進みそうで心配です。

それ以前に、CSが知られていないという、根本的な課題もあるのですけど。

◇ ◇ ◇

親の会で学び、2人の子どもの命を懸命に守ってきた私。
子どもを守ろうとして、どれだけ学校に叩かれてきたことか。

今さら学校との関係は持ちたくないという気持ちもあるけれど、何の罪もない子ども達が、世間の無理解、教育関係者の無理解に苦しんでいるのを、見ているのも辛いです。

ただ、CSの子ども達に関しては、私は当事者の親ではないので、遠くで見ていることしか出来ていません。

私には、何も力が無いのです。
私には、何も出来ないのです。
でも、CSの子ども達の味方になりたいと、強く思っています。

学校と子どもの命のどちらが大切でしょうか?
学校は、利用するものであって、学校の型に合うように子どもを歪めるところではありません。
ましてや、毒ガス室のような環境に、子どもを慣らすところではありません。

大多数の子どもは、学校に吸い込まれて過ごす選択しか出来ないけれど、学校に行かなくても大人になれると伝えてたい。

ほんとにやりたいと思う気持ちがあれば、学びの場はいっぱいあるから、急ぐことはありません。

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by 2kaze | 2017-10-14 17:55 | つぶやき

化学物質過敏症(CS)の日記


by 風