人気ブログランキング | 話題のタグを見る

化学物質過敏症・風のたより2

kaze2.exblog.jp
ブログトップ

歳を重ねる・・・病歴を振り返る(3)

62歳になりました。
病歴を書き始めたら、けっこう長くなってしまいました。
私も長く生きてきたのですね。

歳を重ねる・・・病歴を振り返る(1)
http://kaze2.exblog.jp/26030042/

歳を重ねる・・・病歴を振り返る(2)
http://kaze2.exblog.jp/26032507/

◇ ◇ ◇

病歴(3)です。
いよいよ年齢が怪しくなっています。
化学物質過敏症(CS)まっしぐら!と、今になって思います。

この辺で祖父の介護が加わります。
90才を過ぎの認知症気味の祖父が数回入院し、日中付き添う母と交替し、夜中に付き添う日々がありました。
私は、日中は仕事もあったので、寝る時間も無く疲れました。

この辺で、私の身体も限界に達したと、後になって思います。

とても疲れやすくなりました。

そして、高知豪雨(98豪雨)により、職場がたった30cmほどですが浸かりました。
細かい文房具の浸水被害商品をメーカー別に仕訳して、数を数え被害額を算出。
掃除と同時進行。
商品の仕入れ販売も同時進行。
気力だけで、生きてたように思います。
病気も封印していたように思います。

私の暴走は止まらず、次はマンドリンに没頭してしまいました。
日曜は、仲間と県外のマンドリンクラブにまで出掛けるようになり、それは楽しい日々でした。

◇ ◇ ◇

「急性腎炎」そして「二次性高血圧症」
46才だったと思います。
突然寒気がして高熱・・・病院に行くと「急性腎炎」即刻入院。
点滴治療により熱も下がり気分もマシになったけど、看護師さんが入れ替わり立ち替わり血圧を測りに来ます。
血圧が高いから、安静にするように!?

当時は教えてくれませんでしたが、230もあったそうです。

血圧の薬を1錠処方されて飲んだら・・・
せっかく良くなってたのに、逆戻りどころか、頭は爆発しそうなほどガンガン痛くて、身の置き所も無い状態。
泌尿器科だったけど、循環器科のDr.が飛んできて、薬が合わなかったようだ、ごく一般的な薬だけど、申し訳ないが飲んだ薬は24時間効果が続くと説明を受けた。

この日から、高血圧症との付き合いが始まりました。

当時は、化学物質過敏症(CS)という病気も知らなかったけれど、どう考えても抗生物質の投薬により高血圧となり、続けて飲んだ降圧剤によりショック症状を起こすって、CSでしょう!!!
CS体質だから、薬に大きく反応してしまったのでしょう!

「二次性高血圧症」という病名。
加齢などによるものではなく、何らかの原因があって高血圧になる病気だそうで、いろんな検査も受け、腫瘍によって起こる場合もあるからと調べたけど原因不明。
私、原因不明ばっかりですね。

合う薬がなかなか見つからず・・・血圧は乱高下。
服を着替えても180越え、冷たい水に触れても上がり、歩いても、風に当たっても、文字を見つめても・・・血圧は暴走しました。。。
血圧の乱高下が激しく、ひたすら頭痛と胸苦しさで、超スローな動きしか出来ず、日常は大きく変わってしまいました。

自分の体調に合わせて飲むように!Dr.の指導を受けながら、時に直接電話で問いながら・・・それでも、Dr.は、これまでと同じ生活をするように!と言って励ましてくれて、この時の生活があったことは今に生かされていると思います。
降圧剤、頭痛薬、安定剤、利尿剤・・・薬漬けとなりました。

実は、急性腎炎は半年後にも発症し入院しています。
その時は、抗生物質のテストをしてから点滴を始めました。
最初は、テストも無しで、いきなり点滴。
私は、専門知識が無いので?ですが、最初にテスト(チェック)してくれてたら、高血圧症にならずに済んだのかも!と思ったりします。
どうせCSはやってきたでしょうけど。

◇ ◇ ◇

高血圧症となってから、様々な症状が現れました。
頭痛、吐き気、動悸、めまい、怠さ、背中に鉄板が入っているような痛み(朝は、痛くて自分で起き上がれない)、首を絞められているような苦しさ、手に力が入らず握れない、関節がきしむ、のぼせ、火照り、冷え・・・。
リウマチや甲状腺の病気も疑われたけど合致せず。

私は、薬の副作用を疑ったけれど、Dr.はこんな副作用の報告は無いとの事。

今なら、ほぼCS症状と思うのです。

◇ ◇ ◇

「極端な物忘れ」の症状。
症状が症状なだけに、いつ頃の事なのか?記憶出来ていません。
47~48才だと思います。

こんなに血圧が不安定で体調が悪くても、仕事を休めないのが家業の辛いところ。
注文の電話を受けても忘れます。
懸命にメモをしても間に合わず、注文主の名前を5回も聞くこともありました。
領収証の宛名も、覚えられない、字が分からない・・・。
これは、メモ用紙に書いてもらって、ようやく見比べながら書いていました。
まるでザルで水を受けているように、流れ去りました。

Dr.に伝えても、目の前のDr.の名前は言えるし、診察中のことは覚えてるし。
記憶出来る時と出来ない時のムラを、私には説明出来ずに・・・徐々に症状は軽くなっていきました。

電話がとっても辛いのは、他にも理由がありますが、この頃の事があるのかもしれません。

CS発症後にも記憶出来ない症状は、見え隠れしながら存在しています。

◇ ◇ ◇

外反母趾。
これも高血圧以後でCS以前に悪化しました。

特に右足が酷くて、足を床に着けられないほどの痛みがあり、踵を着け痛みをこらえながら歩く状態に!

整形では「治らない!」以上。
何とかならないか?と持ちかけても
「鎮痛剤を飲むように」
自分自身が変な(外反母趾になる)生活を続けて、作り上げた骨なので自業自得!
骨を削る手術でもするか!?

なんて医者だ!
怒りがこみ上げたけど、この人(Dr.)と話す気にもなれず、退出しかけた時・・・
補助具(靴の中敷き)でマシになるかも!とポロリ。
(最初に言ってくれたら良いのに。。。)

補助具専門業者に、足に合わせて中敷きを作ってもらい、徐々に歩けるようになりました。
受診は1回のみ、Dr.の顔も忘れた(笑)

学生時代から、膝と足先は痛めていたのが、高血圧症により、極端な運動不足で全身の筋力も衰えたための発症と思います。
自分なりに工夫してリハビリを続け、歩く時の痛みが取れるまでには、5年以上かかりました。

◇ ◇ ◇

症状も山盛りな日々。
47才で、早目に閉経となりました。

最後の1年は、極端に月経が多くて、一番大きなナプキンでも受けきれず、着替えまで持ち歩く危うい日もあり。
月経が無くなった時は、嬉しかった。

たくさんの症状は、更年期と重なっているからと、半ば諦めて過ごしました。
(CS専門医受診の時、きっぱりと更年期障害ではなく、CS症状と太鼓判)

◇ ◇ ◇

49才(2005年1月)いよいよCS発症に気付く症状が現れます。

10代からCS体質は持ち合わせていたようですが、病名も無い時期でした。
2001年の高血圧症発症は、私は明らかにCS症状と思っています。
しかし、臭覚過敏という宇宙人(?)とも思われる特技を身に付けたのは2005年で、私の発症は2005年と自分では思っています。

ここで、病歴について一区切りにします。

CS発症までの事・・・ほんとは、もう少しあるのですが、別の観点で折りをみて書こうと思います。

長々と失礼しました。

◇ ◇ ◇

発症の経緯などは、2014年に書いたものですが、未だに体裁が整わないHP「風まかせ」のプロフィールを参照ください。
http://cs-kaze2.jimdo.com/はじめに/プロフィール/

CS発症当時のCS生活は
化学物質過敏症・風のたより1・・・最初に
http://huukumonmo.exblog.jp/


2015年からのCS生活は
化学物質過敏症・風のたより2
http://kaze2.exblog.jp/


◇ ◇ ◇

<追記>
血圧は、未だに乱高下の恐れがあり、秋口の今の季節は要注意です。

しかし、2005年のCS発症と共に血圧は落ち着き始め、薬も不要となり、2週間に1度血圧測定表を持っての通院は卒業しました。

循環器Drに.は、一生降圧剤を飲み続ける必要があると思っていたのに、どうやって治したんだ?と聞かれました。

CSを自覚し、可能な限り身体に負担をかけるものを排除する生活も、効果があったのかもしれません。
Dr.は、原因不明とのことですが、CS由来の高血圧症と考えたら当然と思います。

また、西洋医学ではやりようの無い不調をなだめるため、CS発症当時から始めた鍼治療も効果があったのかもしれません。

鍼の先生(2016年現在とは別の先生)は、降圧剤を飲むのを止めるように、処置の度に言われましたが、私は自分の判断で飲み続けました。
もちろん、鍼の先生にも服薬はナイショではなく伝えながら。

2016年の今は、血圧が上がっても、自分の身体が調整して下げてくれるので、じっとじゃまをしないよう待つことで症状は落ち着きます。


クリックよろしくお願いします。
多くの方に化学物質過敏症(CS)について知ってもらいたい!
CSさんのブログにも出会えます。

にほんブログ村 病気ブログ 化学物質・電磁波過敏症へ
にほんブログ村
by 2kaze | 2016-10-04 23:45 | つぶやき

化学物質過敏症(CS)の日記


by 風